■ 京都見る歩く(洛東編)Vol.3 境内で見つけたもの 真如堂

 ■ 京都見る歩く(洛東編)Vol.3 境内で見つけたもの 真如堂 色々つながる京都、見つける不思議。



真如堂の本堂やお庭をガイドしていただいた後、「お〜っ」と声を上げてしまうものを見つける。



フランスでリュミエール兄弟がシネマトグラフ(映画)を発明(1895)し二年後には実業家「稲畑勝太郎(1862〜1949)」氏により日本にもたらされ、初めて上映されたのが何を隠そうこの京都であったそうな。1908年には稲畑勝太郎の同級生であった横田永之助氏(後の日活社長)が牧野省三氏(マキノ映画でお馴染みの)に依頼し映画製作が始まったという。


なんと一作目「本能寺合戦」を撮影したのがこの「真如堂」境内だったとか。


この碑は京都で映画が作られて100年を記念して建立された「京都・映画誕生の碑」と言うわけです。
建立にあたっては芦屋小雁さん、佐久間良子さん、松方弘樹さん、三田佳子さん、里見浩太郎さん、津川雅彦さん、長門裕之さんなどの大御所俳優さんや、池坊由紀さん、市田ひろみさんなど京都でご活躍のすごい人々のお名前が刻んであります。



そういえば、ここへ来る数日前「京都府京都文化博物館」でとても惹かれて買った「Interview 映画の青春」(映画日本上映100年記念出版 京都府京都文化博物館 編)を思い出した。

あらかんこと嵐勘十郎、市川右太衛門、田中絹代、板妻こと阪東妻三郎の映画秘話を語るインタビューが書かれた本だ。あらかんの「明治大帝と乃木将軍」や、板妻の殺陣(たて)に見え切りなんかはしびれますな!無法松の一生なんかは、全作良い。因みに私は高峰秀子派。あの無法松は三船敏郎さんだったか・・・。



(琵琶湖疏水記念館常設展示図録より)
もう一つ後で、「へ〜っ」っと関心してしまったのは(撮れなかった)「元三大師堂の前にある石灯籠」だ。それは京都の近代化を進めた琵琶湖疏水の工事総責任者である「田辺朔郎」先生への感謝をこめて地元、北白川の人々が贈った物だそうな。琵琶湖疏水については、京都を歩きだした頃からその国家一大プロジェクトと京都の人々の底力、気位を見せられたような思いで、良く調べに行ったものだ。


洛陽三十三所観音巡礼に来て、ここ真如堂境内で京都の文化力や近代化の歴史の足跡にまとめて再会するとは、なんともうれしい偶然。



そのほか、文化財指定の「三重塔(法華塔)」や本堂裏などは、居るだけで心の澱(おり)が抜けていくような癒しの風景がいっぱい。



本堂の裏手。



池の中島には八臂(はっぴ)―八本の手を持つ―「赤崎弁天」がお祀りされている。


京都が好きなら是非一度この真如堂にも行っていただきたい。きっと満足していただけるはず。


地点マップ(PC、携帯au、docomo)

場所名:真如堂(真正極楽寺)
住所:〒606-8414 京都市左京区浄土寺真如町82

最寄交通機関
市バス:阪急四条河原町駅前、京都駅前A1乗場から5系統、A2乗場17系統で「真如堂前」下車徒歩10分、京都駅前D1乗場から100系統「錦林車庫前」下車徒歩10分
電車:



■ 京都見る歩く(洛東編)Vol.2 極上のお庭がここにも

 ■ 京都見る歩く(洛東編)Vol.2 極上のお庭がここにも 真如堂 本堂と庭園拝観。


洛陽三十三所観音巡礼でご朱印を頂に来た「真如堂」の本堂で素晴らしいお庭と名ガイドのおいちゃんたちに出会いました。ご朱印をもらってすぐに次へ行こうと思ったのですが、妙に惹かれる「庭園拝観」の看板。

数人のガイドのおいちゃんが本堂と庭園に分かれて楽しいガイドをしてくださいます。先ずは本堂にて、ご本尊や寺宝の数々について説明してくれました。


【阿弥陀如来さま〜ぁっ】
ご本尊の「阿弥陀如来」様はその昔叡山の偉いお坊様「慈覚大師」が修行僧たちを見守ってくださいと如来の眉間に「白毫(びゃくごう)」−眉間の少し上に白い毛−を入れようとしたところ、首を振ってダメっとなったので、「では都の人たち特に女性をお救いください」と言うとうなずいたとか。


【涅槃図】
年に一度3月に大きな涅槃図、「大涅槃図」がご本尊の左脇にかけられるとか、時期ではないので写真で見せていただきましたが、これは見事です。涅槃に旅立たれたお釈迦さまとそれを囲み悲しむお弟子の人々や動物たちが繊細かつ独特なタッチで描かれています。何でも三井財閥でおなじみの三井家が昔から大檀家さんだったので、この図は三井家の女性の皆さんから寄贈されたそうな。




【安部清明蘇生の図】
陰陽師の安部清明をご存知かと思うが、このお話は知らない方が多いでしょう。彼は一度閻魔様の前にひざまずいたとか、閻魔様が生前の行い等審議に入ろうとしたとき清明の背後に「不動明王」が現れ「あいや、しばらく、其の者信心に厚くこの後も多く人々を救いますゆえこの度は、現世にお戻し願う」的なお口添えをしている図が毎年7月25日の「宝物虫払会」で同じく本堂で見られるそうな。
清明トレードマークのような「★」はこのお話で閻魔様が「解った、ではこの秘印を持って帰れ、どんな亡者でも是を持っていたら往生させてやる、お前一人で使うな、現世に戻って皆のために使え」と言われたとか、それを「決定往生の秘印(五行之印)」と言い、7月25日行くとその印を授けてくれるようです。うん、行くっ。



ガイドのおいちゃんに撮影可能な場所をお聞きしならが、いよいよお庭の方へ。渡り廊下は苔むした境内の空気を通し気持ち良い。何か別の次元へ導かれるような静けさがたまらない。



お庭とそれを眺める古い邸宅(三井家の建物を移築)へガイドされます。メモ片手に「う〜ん素晴らしい、最近近代の自然庭園を見慣れてしまいましたが、これは枯山水ですね。」と言う私に「ほ〜色々見てきはったん?」とガイドさん。



是がこのお庭のメインコンセプト、前述の本堂で年に一度見られる大涅槃図を模した形のお庭。「お〜借景じゃないですか!しかも大文字がこんなに大きく見える!」と感動してしまう私に「今言おう思うててん」とガイドのおいちゃんが一言。(あっ俺感じ悪いかも。)おいちゃん曰く、中央の岩群がお釈迦様の寝姿、周りの石がお弟子さんたちで、手前の岸に立っているように見える岩がお釈迦様のお母上があの世からご覧になっている姿だとか。やはりガイドさんのお話は更に興味深いです。



借景とは、お庭などを造った際、お庭以外の近隣の風景(主に山など)をお庭の風景の一部としてしつらえるという考え方で、京都では東山を借景に取り入れているお庭が多いです。是かなりの迫力で、とてつもなく心が穏やかに成っていきます。しかもお釈迦様を模った岩の線は借景である大文字のお山の形と同じ。「お兄ちゃん、ほらほら、左右にずれて山と岩の形比べてみて」と。流石に写真には収まらない上に、収まったとて実際に見た深遠さと感動は伝えられんでしょう。


このあと、お庭を望む邸宅の襖絵を事細かにガイドしていただけます。真剣にお聞きする私に特別に襖を少し動かし、絵師(作者)の落款(らっかん)が見える端まで見せていただきました。


名刹の名庭園。気楽に接してくださる知識いっぱいのガイドさんが多数いらっしゃるここ真如堂は洛東、京都屈指の見逃せない場所のひとつです。



忘れてはいけないお手水チェック。うん、汲み上げてますね、ここも地下水がまだ豊富なのでしょうか?ボタンを押すと水が汲み上がる音がします。京都の水脈と分布域、太古の昔からの繁栄と何か深い関係があるのだとにらんでいます。


境内には、更に興味深い発見や美しい景色がいっぱいです。それは次回の講釈。


真如堂・本堂・庭園
拝観時間 9:00〜16:00(優しいガイドさん付)
拝 観 料 大人500円(Garden Admission 500Yen)


地点マップ(PC、携帯au、docomo)

場所名: 真如堂(真正極楽寺)
住所: 〒606-8414 京都市左京区浄土寺真如町82

最寄交通機関
市バス:阪急四条河原町駅前、京都駅前A1乗場から5系統、A2乗場17系統で「真如堂前」下車徒歩10分、京都駅前D1乗場から100系統「錦林車庫前」下車徒歩10分
電車:



■ 京都見る歩く(洛東地区編)Vol.1 京都国立博物館

京都見る歩く(洛東地区編)Vol.1 京都国立博物館 THEハプスブルク展
See Around Kyoto(RakuToku Area)Vol.1 Kyoto Nationl Museum

Kyoto Nationl Museum Treasures Of THE HABSBURG MONARCHY Jan 6th to March京都国立博物館 THEハプスブルク展 2010年1月6日(水)〜3月14日(日)
に行って来ました。

京都駅から、D1のりば、100系統で「博物館・三十三間堂前」にのりおよそ10分、京都国立博物館のすぐ前でおります。


ここ京都国立博物館は、特別展の見ごたえも勿論ですが、建物自体が重要文化財にして、西欧ルネサンスと東洋の美が融合された、京都らしく、またこの国の近代化を良く現したつくりであることでも、沢山の人々に愛されています。



さて今回の特別展示は、13世紀から600年以上にわたり、ヨーロッパの名門として名高いハプスブルク家ゆかりの絵画と美術品を、オーストリアのウィーン美術館とハンガリーのブダペスト美術館からの選りすぐりです。

以前テレビ東京の「美の巨人」でベラスケスとハプスブルク家についてやっていたので、実物を見れて感激。

他にもドイツ、イタリア絵画のコレクションもすばらしかったですが、やはり看板作品はヴィンターハルターの「オーストリア皇妃エリザベート」やベラスケスの「白衣の王女マルガリータ・テレサ」でしょうか。

グイド・カニャッチの「クレオパトラの自害」の肌の発色や、ルーベンスの「キリスト哀悼」のシルクのヒダには思わず息を飲むほど。またウィレム・クラースゾーン・ヘーダの「ハム、オウム貝のカップ、シャンパングラス、銀のデカンタのある静物」は写真と見紛うほど。


挙げればキリが無いですが、どれも名作中の名作、さすがは京都国立博物館、いつも裏切りません。

お土産にチラシと勿論THEハプスブルク展の図録です。貧乏でもここは惜しげ無く。


残念ながら今日は、日がさしたと思えば、雪がちらつくというあいにくの天気に、この寒さ。親切に誘導してくださった係りの人に一礼して、外へ、再び建物の外観を眺めてから、京都国立博物館を後にします。

近所には三十三間堂、智積院も見える距離にあるので、お寺とアートをいっぺんに楽しめます。
しかし、とても寒いので、三十三間堂は次回の京都見る歩く(洛東地区編)で。

地点マップ(PC用、携帯auでは開いた、docomoはどうかな〜)

場所名: 京都国立博物館
住所: 〒605-0931 京都市東山区茶屋町527

最寄交通機関
市バス:(京都駅から)D1のりばから100系統、D2のりばから208・206系統にのり「博物館・三十三間堂前」下車徒歩すぐ
電車:京阪電車・ 七条駅下車東へ徒歩7分

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