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■ 京都見る歩く(東山編)Vol.11 老舗 カドヤ作業服店 1923年創業
京都見る歩く(東山編)Vol.11 老舗 カドヤ作業服店 1923年創業
落ち着いた京都ならではの町並みを、東山三条から少し東へ入ると、坂本龍馬とおりょうさんの婚礼の地跡の碑が。そこから後へ振り向くと、気になる作業着屋さんがある。

1923年創業(今年で87年)のカドヤ作業服店さん。普通の作業服屋さんではなく、どこと無く、伝統的でオシャレさが漂う雰囲気を思わず覗き込む。まるで、イギリスの紳士が好むスーツや帽子のテーラーメイドな感じ。
店内に入ると、快く応対してくださる奥様らしき方そして、このお店のご主人「廉屋」(かどや)さん。京都が好きで歩き回っているという私にお店の歴史やご近所について教えてくださる。
次から次へと出してくださる、懐かしい雑誌の数々、平凡パンチや、ドレスメーキングといったメジャー雑誌に幾度も取り上げられている、雑誌は歴史を積み重ね色あせてはいるが、カドヤさんに代々受け継がれる、お客さんへのニーズに応えるこだわりは、色あせるどころか、広がりを見せている。

先代の時代から、ご主人の代になる間、お店をおとづれる人の中には、陶芸家の「清水六兵衛」先生や、デザイナーの山本 寛斎(やまもと かんさい)さん、元オートバイレーサーの故リカルド・トルモ(Ricardo Tormo Blaya)氏の姿も。その他、有名美術大学の教授の皆さんや、その生徒達の姿も。

棚に大切に積まれた箱の中では、有名自動車メーカーのネームやエンブレムの型を直接預かり、国内外からのオダーに応えると言う。それらはまさに商品と商いへの信頼と信用の証。英語で書かれた商品説明の札についてお聞きすると、欧米や遠くは東欧から品質のうわさを聞きつけた、外国の方たちが、ご主人の名刺片手に来店されるからだそうな。

ご主人御自慢70年代から大切にしているホンダのバイク、カウルはご主人のハンドメイド。多彩なご主人は、あの京都特有の勇壮な祭り「剣鉾」を行う「粟田神社剣鉾奉賛会」の主要メンバーでも在る。
オートバイのプロライダー、メカニックは勿論、芸術家、陶芸家、デザイナーの重鎮達が認めるには、お客さんのこだわりを満足させる、3代に続く伝統と技が集約されているのです。

カドヤ作業服店のシンボルとも言える、イカリ印の刻印入りボタンを大切に保管されている棚の奥から出して、全く無名の私に一つ下さった。
このボタンが付いた一着のツヅキ着は、先代のお母様が残された、ご主人思い出の品、「お値段は付けられない大切なものです」と話して下さった。
イカリ印の刻印入りボタンは、その時代から続くお客さんからのオーダーにお応えするように大切に保管されているとか。
昔ながらの前掛けを外国からのお客さんに売っているのも、粋で面白い。
以前から趣味と実益を兼ねての写真展示の仕事に1着欲しいと思っていた私が始めて出会えたのがカドヤ作業服店さんだったのはラッキーこの上ない。
近所には、七宝焼きで有名な並河七宝記念館や、そのお庭をデザインした有名庭師さん、植治(うえじ)こと小川治兵衛氏ゆかりの地が、もちろん現代の小川治兵衛氏とご主人はお知り合いだとか。ますます京都の心意気を身近に感じてしまう。
落ち着いた京都ならではの町並みを、東山三条から少し東へ入ると、坂本龍馬とおりょうさんの婚礼の地跡の碑が。そこから後へ振り向くと、気になる作業着屋さんがある。

1923年創業(今年で87年)のカドヤ作業服店さん。普通の作業服屋さんではなく、どこと無く、伝統的でオシャレさが漂う雰囲気を思わず覗き込む。まるで、イギリスの紳士が好むスーツや帽子のテーラーメイドな感じ。
店内に入ると、快く応対してくださる奥様らしき方そして、このお店のご主人「廉屋」(かどや)さん。京都が好きで歩き回っているという私にお店の歴史やご近所について教えてくださる。
次から次へと出してくださる、懐かしい雑誌の数々、平凡パンチや、ドレスメーキングといったメジャー雑誌に幾度も取り上げられている、雑誌は歴史を積み重ね色あせてはいるが、カドヤさんに代々受け継がれる、お客さんへのニーズに応えるこだわりは、色あせるどころか、広がりを見せている。

先代の時代から、ご主人の代になる間、お店をおとづれる人の中には、陶芸家の「清水六兵衛」先生や、デザイナーの山本 寛斎(やまもと かんさい)さん、元オートバイレーサーの故リカルド・トルモ(Ricardo Tormo Blaya)氏の姿も。その他、有名美術大学の教授の皆さんや、その生徒達の姿も。

棚に大切に積まれた箱の中では、有名自動車メーカーのネームやエンブレムの型を直接預かり、国内外からのオダーに応えると言う。それらはまさに商品と商いへの信頼と信用の証。英語で書かれた商品説明の札についてお聞きすると、欧米や遠くは東欧から品質のうわさを聞きつけた、外国の方たちが、ご主人の名刺片手に来店されるからだそうな。

ご主人御自慢70年代から大切にしているホンダのバイク、カウルはご主人のハンドメイド。多彩なご主人は、あの京都特有の勇壮な祭り「剣鉾」を行う「粟田神社剣鉾奉賛会」の主要メンバーでも在る。
オートバイのプロライダー、メカニックは勿論、芸術家、陶芸家、デザイナーの重鎮達が認めるには、お客さんのこだわりを満足させる、3代に続く伝統と技が集約されているのです。

カドヤ作業服店のシンボルとも言える、イカリ印の刻印入りボタンを大切に保管されている棚の奥から出して、全く無名の私に一つ下さった。
このボタンが付いた一着のツヅキ着は、先代のお母様が残された、ご主人思い出の品、「お値段は付けられない大切なものです」と話して下さった。
イカリ印の刻印入りボタンは、その時代から続くお客さんからのオーダーにお応えするように大切に保管されているとか。
昔ながらの前掛けを外国からのお客さんに売っているのも、粋で面白い。
以前から趣味と実益を兼ねての写真展示の仕事に1着欲しいと思っていた私が始めて出会えたのがカドヤ作業服店さんだったのはラッキーこの上ない。
近所には、七宝焼きで有名な並河七宝記念館や、そのお庭をデザインした有名庭師さん、植治(うえじ)こと小川治兵衛氏ゆかりの地が、もちろん現代の小川治兵衛氏とご主人はお知り合いだとか。ますます京都の心意気を身近に感じてしまう。
場所名: | カドヤ作業服店 |
住所: | 〒605-0022 京都府京都市東山区三条通白川橋西入大井手町100 |
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最寄交通機関 | |
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市バス:(京都駅から)D2のりばから206系統「東山三条」下車、東山三条交差点から東へ入り徒歩5分程度 |
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電車:京都市営地下鉄東西線「東山駅」1番出口横 |
- 2010.02.05 Friday
- ★ 京都見る歩く(東山編)
- 21:44
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- by morichan