■ 京都見る歩く(洛陽三十三所観音巡礼)Vol.7 長楽寺

 ■ 京都見る歩く(洛陽三十三所観音巡礼)Vol.7 長楽寺 ずっと探してきた場所



洛陽三十三所観音巡礼「第七番札所」の長楽寺(ちょうらくじ)へ行く。




有名な八坂神社の南側の小道をそのまま道なりに歩いていくと、老舗料亭や綺麗な洋館を左側に見る。


さらに行くと、「京都市文化財・本堂」「重要文化財・時宗(じしゅう)祖師像」「宗祖・一遍上人像など」、安政大獄150年記念 長楽寺と水戸烈士写真展 午前9時〜午後5時(木曜休館日)」との看板を目にした。まてよ、今日は木曜だったぞ。と思いつつもとにかく上る。



紫陽花のはなが綺麗だ。作務衣姿の女性がお寺に入っていく。ん?でも何だろう、ものすごくひんやりした心地よい空気があのお寺の門から大量に参道まであふれてきている。まるで巨大なクーラーの冷気の様なものが見えない川の様に。これっていつも山歩きのときに勘で探し当てるあの澄んだ沢の空気にそっくり。でも良く見ると山門には竹が二本渡してあり入れそうにない。


本当に木曜日は開いてないお寺なのかな?と思いつつもせっかく来たので電話してみる。「あの、木曜日はお休みと言う事ですが、ご朱印もだめですか?」すると、明るい年配の女性の声で「いえ、大丈夫です〜右の小さいドアから入ってください」と。入れてくださった。良かった。




寺務所で先ほどの作務衣のお母さんが笑顔で迎えてくれた。「木曜日休館なんてお寺も珍しいでしょ?でも一日お休み頂かないと手が回らなくてね〜」と。「そうですね〜お休みが無いのは、よろしくないですよ、すいませんお休みの日に」と言うと。厳密には前述の「安政大獄150年記念 長楽寺と水戸烈士写真展」や「庭園」が木曜休館で参拝は自由に入らせていただけると看板にはあった←後で気づいた。



ご朱印をさららさららと書きながらお話くださる。「ここはね、不思議と雑音が入ってこなくてね、空気は美味しいし、鳥の声や今ならカエルの声がここちよくってね、本当にありがたいとこですねん」と本当に穏やかな笑顔で話してくださる。私も「そうですよね、僕はいつもしんどくなると、この空気が出る場所を探して行っては、そこで回復するまで座るんです」と答えると、「え!解らはる?」と寺務のお母さん。


私事だが実は若い頃の事故でひどい「幻肢痛」もちの私は、特に雨の多い季節は近所の山へ登り、沢のにおいを嗅ぎわけて同じような綺麗な空気の中に数時間居ることがある。不思議と痛みが少し楽になり精神もセンターに戻る。だがこの長楽寺、今まで見つけたどの場所より澄んでいて量も尋常ではない。なるほど寺伝にあるように、数百年も前から多くの画家や文人が好みここでインスパイアーされる何かを感じていたに違いない。別に調べたわけではないが今で言うところの「マイナスイオン」とか「パワースポット」的何かポジティブなものがあるように思えて仕方ない。



「ここはね東山連峰のてっぺんの一つ、将軍塚あたりから澄んだ空気が降りてくるんよ〜」とまた仏様のような笑顔で、ご朱印を終え手渡してくださる。
「今日は木曜日やから、みな閉めてるけど、観音様がいはるお堂まで上がってもらえるさかい、どうぞお参り〜」と教えて頂いた。



ご詠歌 「こヽもまた じょうどなるらん ちょうらくじ にはのはちすも はっくどくすい」
こちらの観音様は准胝(ジュンテイ)観音菩薩。ご尊像を見ることは出来なかったが、これまた時化(しけ)に遭われた「伝教大師」を救った観音様を二頭の龍神が守護していたので、こちらの准胝観音様にも二頭の龍神が守護するという珍しいお姿だとか。



ご詠歌にある「はっくどくすい」は「八功徳水」と書き仏教で良く出てくる、浄土や須弥山にあるといわれる「八種のすぐれた特質のある水」と言う事だ。うん、八功徳水、どうりで澄んだ沢のにおいがするわけだ。


寺伝の駒札を読んでみる。開基・創建は延暦二十四年(805)、伝教大師(最澄さんだね)が桓武天皇の勅命を請けて建てられたそうな。文治元年(1185)には安徳天皇の母君「建礼門院(けんれいもんいん)」−平家物語の悲劇のヒロイン、平清盛の三女、壇ノ浦で入水するも敵に一人助けられ−が剃髪した場所とも言われている。また法然上人のお弟子さんの「隆寛(りゅうかん)」さんがここに住み、イカしたお念仏を広め、当時は「長楽寺流」と言われたそうな。どんなか気になる・・・。昔は祇園、清水と並び花の名所でもあったとか。


今回は木曜日だったので残念ながら見れなかったが、相阿弥(そうあみ)作と言われる庭園や水戸烈士の写真展やお墓もあるそうなので、是非とも改めて行って見たい。と言うか行くに違いない。あの澄んだ空気で体を回復しなければならなく成るだろうから。間違いなく通な名所です。お手水チェックは次回。


長楽寺(ちょうらくじ) (Chyourakuji)
拝観時間 Open 9:00〜16:00
休館日 木曜日 (Closed Thursday)
特別展 毎年4月1日〜5月10日/10月20日〜11月30日
参観料 有 (平常 500円・特別展650円)
(Admission 500Yen/October20 to November31 charges 650Yen)
Autumn will be good season to enjoy Garden.

地点マップ(PC、携帯au、docomo)
 

場所名: 長楽寺
住所: 京都市東山区円山町626

最寄交通機関
市バス:京都駅から乗場D1から100系統or乗場D2から206系統で「祇園」下車徒歩5〜6分
電車:京阪電車「祇園四条」駅下車徒歩約10分、阪急電車「河原町」駅下車徒歩約15分

コメント
コメントする








   

カレンダー

S M T W T F S
   1234
567891011
12131415161718
19202122232425
262728293031 
<< May 2019 >>

写真素材売りはじめました。

あなたの感性を伝えるストックフォトサイト TAGSTOCK

最新の記事

記事(カテゴリー別)

記事(月別)

最近頂いたコメント

とても良かった

ある日どこかで [DVD]
ある日どこかで [DVD] (JUGEMレビュー »)

クリストファー・リーブ主演。恥ずかしながら、唯一見て感動してしまった。後にも先にもコレに勝る恋愛映画を知りません。不運な事故でさぞ辛い人生だったでしょうが、彼は最期まで本当のスーパーマンでした。勇気と信念を教えてくれた名俳優さんです。

とても良かった

禅 ZEN [DVD]
禅 ZEN [DVD] (JUGEMレビュー »)

待望の映画DVD化です。
オープニングだけで既に泣いてしまった私は変わり者?

とても良かった

シャイン
シャイン (JUGEMレビュー »)

生きるとは?と問うてしまう時は見てください。苦難の末、体いっぱいで喜び、感謝の涙があふれるピアニストの波乱の人生。

リンク

写真素材売りはじめました。

あなたの感性を伝えるストックフォトサイト TAGSTOCK

プロフィール

このブログ内で検索

others

携帯QRコード

qrcode

powered

無料ブログ作成サービス JUGEM